こんにちは、みらいです!
「もう十分だろう」と、どこかで思っていました。
資産は5,000万円以上。
生活費を抑えれば、投資の運用益と少しの副収入でやっていける。いわゆる“窓際FIRE”──最前線から一歩引き、責任の重いポジションから距離を取りながら、会社には在籍しつつも心は半分リタイア。
そんな状態で、私は仕事をしていました。
そして、やらかしました。
部下が3人、立て続けに辞めてしまったのです。
仕事でやらかしました
「辞めるかもしれません」は予兆だった
最初の1人が退職を申し出たとき、正直に言えば「仕方ないか」と思ってしまいました。
理由はよくあるものです。
・給与が上がらない
・評価が不透明
・将来が見えない
・業務量と責任のバランスが悪い
面談の中で、従業員の彼は言いました。
「前から伝えていましたが、あまり改善されないので……」
確かに、言われていました。
しかし僕は、「会社の方針だから」「すぐには変えられない」「今は我慢の時期」と、どこか他人事のように受け止めていたのです。
自分が会社を背負っている感覚が、すでに薄れていました。
1人目、2人目、3人目──芋づる式の退職
1人が辞めると、組織は微妙に揺れます。
業務負担が偏り、不安が広がります。
「自分も辞めた方がいいのでは?」
そんな空気が生まれます。
2人目が辞めるとき、私はようやく焦りました。
3人目が辞めるときには、正直、頭が真っ白でした。
振り返れば、予兆はありました。
・会議での発言が減っていた
・相談が減っていた
・雑談がなくなっていた
それでも僕は、「運営は順調だ」と思い込んでいたのです。
「窓際FIRE」という甘え
僕は資産5,000万円以上を築きました。
節約と投資を徹底し、生活コストを抑え、将来不安を減らしました。
その結果、心のどこかでこう思っていました。
「最悪、辞めても困らない」
この感覚が、僕の姿勢を鈍らせていたのだと思います。
以前の僕は、もっと必死でした。
売上が落ちれば夜遅くまで対策を考え、部下の悩みにはすぐ時間をつくり、評価制度の改善を上に掛け合っていました。
しかし、今の私は違いました。
・面倒な話題を先送りにする
・衝突を避ける
・「まあ大丈夫だろう」と楽観視する
責任から少し距離を置いた状態。
それが“窓際FIRE”の正体だったのかもしれません。
給与と評価の不満を、見て見ぬふりした
部下たちは、給与面や人事評価に不満を持っていました。
・成果が反映されない
・基準が曖昧
・昇給がほぼない
私は知っていました。
けれど、本気で変えようとはしませんでした。
「自分の裁量では限界がある」
「上が決めることだから」
「今は会社も厳しいから」
そうやって、自分を正当化していました。
しかし、部下から見ればどうだったでしょうか。
「この上司は動いてくれない」
「本気で守ってくれない」
「口では理解を示すが、行動がない」
信頼は、静かに削られていたのです。
本当の問題は“無関心”だった
3人が辞めたあと、僕は深く考えました。
給与制度の問題?
人事評価の問題?
会社の方針?
もちろん、それらも一因でしょう。
しかし、一番の問題は──
僕の無関心だったのではないか。
部下は「完璧な制度」を求めていたわけではない。
「すぐに給料を倍にしてほしい」と言っていたわけでもない。
きっと欲しかったのは、
・真剣に向き合う姿勢
・一緒に考える時間
・自分の味方でいてくれる安心感
それを、私は与えられなかった。
運営が順調という“幻想”
数字だけ見れば、運営は順調でした。
売上は上昇。
大きなクレームもない。
日々の業務も回っている。
しかしそれは、部下たちが踏ん張ってくれていただけでした。
私は「回っている=問題なし」と解釈していました。
でも本当は、
・無理をして回していた
・不満を飲み込んで回していた
・我慢して回していた
それに気づけなかった。
リーダーが現場の温度を感じ取れないとき、組織は静かに壊れていくのだと、身をもって知りました。
資産5000万円と仕事の責
FIREを目指すこと自体は悪くありません。
経済的自由は、人生の選択肢を広げます。
しかし、「辞めても困らない」という状態で責任ある立場に居続けることは、本当に誠実なのか。
私は今、自問しています。
お金の余裕が、責任感を削っていなかったか。
安全圏にいるという感覚が、挑戦や対話を避ける理由になっていなかったか。
資産が増えても、人としての誠実さが減ってはいけない。
当たり前のことを、私は忘れていました。
これからどうするのか
3人が辞めた現実は変えられません。
残ったメンバーに対して、私は正直に話しました。
「自分のフォロー不足だった。向き合えていなかった。申し訳ない。」
言い訳をせず、事実を認めるところから始めています。
・1on1の時間を増やす
・評価基準を言語化する
・上層部に具体的な改善提案を出す
・不満を“愚痴”で終わらせない
すぐに信頼は戻らないでしょう。
でも、もう一度、真剣に仕事と向き合おうと思っています。
窓際FIREの落とし穴
もしこれを読んでいるあなたが、私と同じように「半分リタイア気分」で働いているなら、少しだけ立ち止まってほしい。
・本当に現場を見ていますか?
・部下の声を、最後まで聞いていますか?
・「まあ大丈夫」と思考停止していませんか?
経済的自由は素晴らしい。
でも、誰かの人生やキャリアに影響を与える立場にいるなら、その責任からは逃げられない。
資5,000万円は、私を自由にしてくれました。
しかし同時に、気づかぬうちに“鈍感”にもしていました。
「まあ大丈夫だろう」
その一言が、誰かの限界を見逃す原因になる。
自由になることは悪くない。
でも、立場まで軽くしてはいけない。
働く以上、
そこには必ず影響を受ける人がいる。
自由になっても、
責任からは自由になれない。
それが今回、私が学んだことです。
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