【二人以上世帯】貯蓄額の平均値と中央値|年代別(20代〜70代)のリアルな実態

「みんな、実際どれくらい貯金しているのか?」

資産形成をしていると、一度は気になるテーマではないでしょうか。

特に二人以上世帯(夫婦・子育て世帯など)は、単身世帯と比べて生活費が大きく、家計のバランスも複雑になりがちです。そのため、同じ年代でも貯蓄額には大きな差が生まれやすいのが特徴です。

そこで本記事では、J-FLECの「家計の金融行動に関する世論調査2025年」をもとに、二人以上世帯の貯蓄額について年代別にわかりやすく整理していきます。

平均値と中央値の違いにも触れながら、「実際の生活感に近い貯蓄額」や「年代ごとのリアルな立ち位置」を解説していきます。

これから資産形成を進める方も、今の立ち位置を確認したい方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

二人以上世帯|年代別の貯蓄額

それでは、具体的なデータを見ていきましょう。

J-FLEC(金融経済教育推進機構)の同資料をもとに二人以上世帯について見ていきます。

【年代別:貯蓄額の平均値と中央値】

年代平均値(万円)中央値(万円)金融資産なし(%)
20代52512521.6
30代1,09631117.6
40代1,48650018.8
50代1,90870018.2
60代2,6831,40012.8
70代2,4161,17810.9
全体1,94072015.7
資産額区分割合(%)
100万円未満7.6
100〜200万円未満6.2
200〜300万円未満4.4
300〜400万円未満4.1
400〜500万円未満2.7
500〜700万円未満6.8
700〜1000万円未満6.7
1000〜1500万円未満9.5
1500〜2000万円未満6.2
2000〜3000万円未満9.3
3000万円以上18.8
無回答2.0

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」

平均値と中央値

貯蓄データでは、平均値が中央値を大きく上回る傾向があります。
これは一部の富裕層が全体の平均を押し上げているためで、平均値は実態より高く見えやすい点に注意が必要です。

実際の生活感に近いのは中央値であり、自分の立ち位置を把握する際はこちらを参考にするのが現実的です。

年代別の特徴

年代が上がるにつれて、貯蓄額は全体的に増加していきます。
特に60代で大きく伸びており、長年の積み上げの結果が表れています。

一方で、20代〜40代は中央値が低めで、住宅・教育・子育てなど支出が多く、貯蓄が難しい時期であることがわかります。

金融資産なし世帯の割合

金融資産を保有していない世帯も一定数存在します。
20代では約2割、30代〜50代でも2割前後と、決して少なくない割合です。

収入やライフイベントの影響により、資産形成に差が生まれている現状が読み取れます。

資産分布の二極化

資産額の分布を見ると、「3000万円以上」の割合が最も高く、一方で低資産層も一定数存在しています。

つまり、二人以上世帯では「しっかり貯めている層」「貯められていない層」の二極化が進んでいるのが特徴です。

二人以上世帯の特徴とポイント

二人以上世帯は生活費が大きくなるため、家計管理の差がそのまま貯蓄額の差につながりやすい傾向があります。

そのため、平均値に振り回されるのではなく、自分の状況に合ったペースで資産形成を進めることが重要です。

本記事では、J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査2025年」をもとに、年代別の貯蓄額(平均値・中央値)をわかりやすく整理していきます。

【解説】平均値と中央値の違い

データを見るうえで重要なのが「平均値」と「中央値」の違いです。

  • 平均値:全世帯の貯蓄を合計して割った数値
  • 中央値:ちょうど真ん中に位置する世帯の数値

実はこの2つには大きな差が出ることが多く、理由はシンプルです。

一部の富裕層が大きな資産を持っていることで、平均値が実態よりも高く見えるためです。

そのため、実際の生活感に近いのは中央値と言われています。

20歳代:平均525万円・中央値125万円

20代はまだ資産形成のスタート段階です。

平均値:525万円
中央値:125万円

この差からもわかるように、貯蓄がある世帯とそうでない世帯の差がすでに生まれ始めています。

ただしこの時期は、

・結婚
・出産
・転職
・住宅準備

などライフイベントが重なるため、貯蓄が安定しにくいのが自然です。

まずは生活基盤を整え、無理のない範囲で貯蓄習慣を作ることが重要な時期です。

金額よりもNISAやiDeCoを活用して「投資を継続できる仕組み」を優先しましょう。

NISAやiDeCoについてはこちらの記事でまとめたので、参考にしてみてください。

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30歳代:平均1096万円・中央値311万円

30代になると一気に生活が現実的になります。

平均値:1096万円
中央値:311万円

共働き世帯かどうかで、貯蓄格差がはっきり出るのがこの年代です。

貯められる家庭
教育費・住宅ローンで貯まらない家庭

二極化が始まるタイミングでもあります。

収入が伸びやすい一方で支出も増えるため、家計管理と投資の有無が将来の資産差を大きく左右する重要な分岐点です。

40歳代:平均1486万円・中央値500万円

40代は人生の中でも支出が最大化しやすい時期です。

平均値:1486万円
中央値:500万円

教育費や住宅ローンの負担が重くなる一方で、収入も上がるため、資産形成の分岐点になります。

ここで投資を始めているかどうかが、50代以降の資産差に直結します。

支出が重い時期でも資産形成を止めないことが重要で、長期投資の有無が後半の資産余裕に大きな差を生みます。

50歳代:平均1908万円・中央値700万円

いよいよ老後が現実的になる年代です。

平均値:1908万円
中央値:700万円

子どもの独立が進み、支出が減り始める一方で、貯蓄の差がはっきり見える時期でもあります。

この時点で資産形成ができていないと、老後不安が一気に現実味を帯びてきます。

収支が改善しやすい時期でもあるため、ここで資産を一気に積み上げられるかが老後の安心感を左右します。

60歳代:平均2683万円・中央値1400万円

退職を迎え、多くの世帯が資産のピークを迎える年代です。

平均値:2683万円
中央値:1400万円

退職金の有無によって資産差が大きく開くのが特徴です。

このフェーズでは「増やす」よりも「どう取り崩すか」が重要になります。

長寿リスクを見据え、無理のない取り崩し計画と安定した収入源を確保することが重要なフェーズです

70歳代:平均2416万円・中央値1178万円

年金生活が中心となり、資産を取り崩しながら生活する時期です。

平均値:2416万円
中央値:1178万円

医療費や介護費などの影響も出てくるため、単純な資産額よりも「安定性」が重視されます。

資産を守りながら無理なく使うことが重要で、生活の安心感を維持するバランスが求められる時期です。

全体の傾向まとめ

今回のデータから見えてくるポイントは3つです。

① 平均値は常に中央値より高い

これは一部の富裕層が全体を押し上げているためです。

つまり平均値は「理想寄りの数字」

② 30代〜50代で資産差が広がる

  • 共働きかどうか
  • 投資をしているか
  • 支出管理ができているか

この差がそのまま老後資産に直結します。

③ 老後は「資産額」より「使い方」

60代以降は、いくら持っているかよりも

  • どう取り崩すか
  • どれだけ長持ちさせるか

が重要になります。

データから見える本質

貯蓄データを見ると不安になる人も多いですが、重要なのは「他人との比較」ではありません。

本質は以下です。

  • 自分の生活費はいくらか
  • どれくらいあれば安心できるか
  • どう資産を作り・守るか

つまり、必要なのは平均値ではなく「自分基準の設計」です。

僕が資産3000万円を築く中で実践してきたライフスタイルは、こちらの記事にまとめています。

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まとめ

二人以上世帯の貯蓄額は、年代が上がるにつれて増えていきますが、その裏側には明確な特徴があります。

  • 平均値は実態より高く見える
  • 中央値がリアルな生活感
  • 30代〜50代が資産形成の勝負所
  • 老後は取り崩し戦略が重要

数字に一喜一憂するのではなく、自分の生活に合った資産設計をすることが、安定した人生につながります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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