はじめに
暗号資産(仮想通貨)は近年ますます注目を集めています。ビットコインやイーサリアムなどの代表的な銘柄は大きく価格が上昇し、多くの投資家が利益を得てきました。
一方で、「暗号資産は危険では?」「詐欺やハッキングで資産を失うのでは?」という不安の声も絶えません。
僕自身もビットコインを保有している経験から、
この記事では、初心者の方に向けて 暗号資産に潜むリスクと、その対策方法を分かりやすく解説 していきます。
暗号資産は本当に危険なのか?
結論から言えば、暗号資産にはリスクがあるが、適切に理解して管理すれば危険性は抑えられる というのが現実です。
株式や不動産と同じように、暗号資産も投資対象のひとつです。特有のリスクを理解しないまま大金を投じてしまうと、損失やトラブルにつながります。
暗号資産に潜む5つのリスク
1. 価格変動の大きさ(ボラティリティ)
暗号資産の最大の特徴は、価格変動が非常に激しいことです。
ビットコインは1日で5〜10%動くことも珍しくなく、短期間で資産が半分になる可能性すらあります。
例)2021年には1BTC=700万円超を記録しましたが、2022年には300万円台まで急落。
2. 規制リスク
各国の規制方針に大きく影響されるのも暗号資産の特徴です。
中国は過去に暗号資産の取引を全面禁止しましたし、日本でも金融庁が取引所に厳しい規制をかけています。規制が強まれば価格にマイナスの影響が出る可能性があります。
3. ハッキング・セキュリティリスク
取引所のハッキングによる流出事件は過去に何度も起きています。
2018年のコインチェック事件では、580億円分の暗号資産が流出し、社会的にも大きなニュースとなりました。
また、個人が秘密鍵を紛失したり、フィッシング詐欺に遭って資産を失うケースもあります。
4. 税金の高さ
日本では暗号資産で得た利益は「雑所得」として課税されます。
給与所得と合算され、最大で 55%の税率 が課される場合もあり、株式投資(約20%)と比べると大きなデメリットです。
5. 詐欺・怪しいプロジェクト
暗号資産の世界は新しい技術やコインが次々と登場しますが、その中には詐欺的なものも多く存在します。
「必ず儲かる」「元本保証」などをうたう案件は要注意。こうした詐欺に巻き込まれないよう注意が必要です。
暗号資産を安全に始めるための5つの対策
リスクを知ったうえで、きちんと対策をとれば暗号資産は健全な投資対象になり得ます。
1. 信頼できる国内取引所を使う
金融庁に登録された取引所(例:コインチェック、bitFlyer、GMOコインなど)を選びましょう。
海外の無登録取引所は日本の法律で保護されないため、トラブル時に対応が難しくなります。

僕も国内の大手企業の取引所を使っているよ。
2. 資産の一部だけを投資する
資産の大部分を暗号資産に集中投資するのは危険です。
総資産の1〜5%程度 を目安に始め、小さく投資して慣れることをおすすめします。
3. 「1%ルール」でリスク管理
1回の投資で失う金額は、総資産の1%以内に抑えるのが安全です。
たとえば資産が100万円なら、1回の投資金額は1万円まで。
このルールを守れば大きな失敗を避けられます。
僕も、投資リスクを考えて1パーセントルールを守って運用しています。
4. 長期目線でコツコツ積立
短期の売買で利益を狙うよりも、毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」が初心者には適しています。価格の上下に左右されず、長期的に保有する方がリスクを抑えられます。
毎月3,000円など決まった金額であれば安心ですね。積立金額も生活に影響のない範囲の金額で運用していきましょう。
暗号資産は「危険」ではなく「リスクが大きい資産」
暗号資産は確かにリスクが大きい投資対象ですが、それは「危険=手を出してはいけない」という意味ではありません。
株式や不動産にもリスクはあるように、暗号資産にも特有のリスクがあるだけです。
大切なのは、リスクを理解し、対策を講じて、小さく始めること。
- 信頼できる取引所を選ぶ
- 資産の一部だけ投資する
- 1%ルールで管理する
- 長期積立で継続する
これらを守れば、暗号資産投資は「危険」ではなく「資産形成の一つの選択肢」になり得ます。
わが家の運用実績(ビットコイン)


2021年春ごろに元本20万円分のビットコインを購入しました。
その後、評価額が35万円まで上昇したタイミングで15万円の利益を確定し、残りの20万円分を保有し続けています。
そして現在、その20万円分のビットコインは約65万円(画像の資産額)に成長しています。
僕は、リスク管理として1%ルールを取り入れ、これからも暗号資産をコツコツと持ち続けたいと思います。
まとめ
暗号資産は確かにボラティリティが高く、ハッキングや規制、税制など様々なリスクがあります。
しかし、正しい知識と対策を持てば、将来性のある投資先として活用できる可能性もあります。
「暗号資産は危険だからやめておこう」ではなく、小さく始めてリスクをコントロールする のが賢い選択も一つです。


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